【テーブルクロス】現役女子大生社長に聞く、事業創りとその想い
2015/05/20

現役の女子大生でありながら飲食ポータルアプリである「TABLE CROSS(テーブルクロス)」を立ち上げ、代表取締役を務める城宝薫氏(上写真)に、事業創りの想いと、その仕組みについてお伺いした。
プロフィール
1名の予約につき途上国の子供1人分の給食が寄付されるアプリ
―― 「TABLE CROSS(テーブルクロス)」とは、どんなサービスですか?
城宝:
テーブルクロスは、飲食店を検索・予約することができる飲食ポータルアプリです。主な特徴は、テーブルクロスを通じた1名の予約につき途上国の子供1人分の給食が寄付される予約チャリティーアプリであることです。ユーザーの方はもちろん無料でアプリを使えるので、金銭的な負担がなくチャリティーに参加できる、新しいチャリティー活動のカタチを実現しています。
また、飲食店側は初期費用や月額固定の掲載費用が無料の完全成功報酬型のビジネスモデルです。1名の予約につき180円を支払う仕組みなので、リスクなく集客をできるサービスです。この180円の中の一部が途上国の子供の給食として寄付されるので、飲食店にとってもCSR活動になる嬉しいサービスなんです。
貢献度が目に見える、友達に紹介したくなるサービス
―― 飲食店やユーザーへの認知はどのように行っているのでしょうか?
城宝:
飲食店の登録は、全国の代理店にお願いしております。現在、50社を超える代理店と400名を超える個人パートナーにご協力いただいており、正式版のリリース前ではありますが既に800店舗を獲得し、300店舗がアプリに登録完了しています。
ユーザーには、主に口コミや紹介で広がっていく仕組みです。
SNS連携などを通じて友達に紹介すると、友達が予約した際にはマイページのエンジェルカウンターにチームで支援した給食数としてカウントされるます。そのため、間接的ではありますが支援に関わった喜びが増えるので、友達にどんどん紹介したくなるサービス設計なんです。※上写真参考
それ以外にも、NPO団体との連携で告知を行ったり、様々な方法で認知度アップをはかっています。
頑張れば頑張るほど、子供達を助けられるというやりがい
―― テーブルクロスを始めようと思ったキッカケは?
城宝:
小学生の頃から、陸上や水泳、サッカーなどのスポーツ、ピアノや吹奏楽などの音楽と、幅広い活動を積極的に行っていました。賞などもたくさんいただけて、自分のために頑張ることが多かったと思います。ですが、中学生の頃に生徒会に入ったのがキッカケで、自分のためよりも、誰かに「ありがとう」と言われることの方が嬉しいと感じるようになりました。それが、学生団体を立ち上げたことや今のチャリティーを通じたテーブルクロスの事業にも結びついていると思います。
社会的信用がない中で、たくさんの困難にぶつかる
―― 苦労していることも多いのではないですか?
城宝:
私、周りからは結構順調にいっていると思われることが多いのですが、実はかなり困難に打ち当たりまくっています。
オフィスの審査はひたすら落ちたましたし、銀行口座の審査も落ちるし、まだまだ社会的には信用がないことを突きつけられている毎日です。
AppStoreの審査も落ちて落ちて、リリース期間も遅れて遅れて、多くの方に迷惑も掛けました。
これからもたくさんの困難が待っていると思います。それでも、自分が頑張れば頑張るほど子供達を助けられる。そのことに最もモチベーションを感じていますし、いくらでも頑張れます。
仕事を通じての社会貢献を増やしたい
―― 今後の抱負を教えてください
城宝:
元々は、子供に思い入れがあってはじめた事業でした。ですが、事業を進めていく中でもっと多くの会社で社会貢献を実現する世界を作っていきたいと思うようになりました。1社でこれだけできるのなら、ホテルの予約・ネイルの予約など、業界に絞られない様々な分野で社会貢献を進めていければと思っています。
うるラボ編集部から一言
社会貢献度の高い素敵なサービスと、城宝様の素敵な人柄に、私も心を打たれました。
是非この記事をご覧のあなたもテーブルクロスをダウンロードして、お友達にも紹介してみてください!
取材協力:テーブルクロス
サービス情報:「TABLE CROSS(テーブルクロス)」
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