営業のインセンティブってどれくらい??
2017/04/06

インセンティブとは基本給とは別にもらえる報酬のことで、奨励金などと訳されます。営業のインセンティブは、より良い成果を出せば多くを貰えるのが基本です。そんなインセンティブの相場や制度を、基本的なものからちょっと変わったものまでご紹介します。
一般的なインセンティブ制度
歩合制
単純に、売り上げや契約一件ごとにインセンティブが発生する場合です。保険の営業ではこの形を取っていることが多く、大体契約料の10%~20%がプラスされます。また、こういった歩合の形を取る営業は、他の営業に比べて基本給が安い事もあり、結果を多く出すことを前提で仕事を任されます。
ノルマのように最低限の売り上げを決められた形
ある一定の売り上げを出さなければ、インセンティブが発生しないこともあります。つまりノルマと同じ扱いですので、最低でもそれ以上の結果を求められていると言えるでしょう。
徐々にインセンティブが増える形
ある額を超えると、更にインセンティブが増える場合もあります。最初の数件の売り上げや契約だけでは、ほとんどが売り上げ額の数%にしかならない場合が多いのですが、更に多くを売り上げ、定められた成果を出すたびそのパーセンテージは徐々に上がっていくというものです。
統括部署のインセンティブ
管理職になると、統括する部署全体の売り上げがインセンティブに影響する場合もあります。今まで上げたような、個人の成果ではなく、全体の成果が重要になってくるので、管理者としての手腕が試されます。
その他の場合
ほとんどの営業は、インセンティブが付きますが、そうでないものも存在しますし、会社独自のユニークな制度が設けられている場合もあります。
売り上げ上位者にのみ発生
営業全体で、売り上げ成績が上位に来る社員のみインセンティブが発生するような企業もあるようです。この場合は売り上げが他と比べて多いかが重要になってくるので、上位になれなければ、どれほど成果を上げてもインセンティブが付きません。
期間内だけ行われる、キャンペーンのようなインセンティブ
売り上げ強化月間などと銘打ち、その期間の社員のモチベーションをアップさせる取り組みなどで、その期間に売り上げれば一件あたりいくら支払われるといったものもあります。
表彰インセンティブ
社内年間MVP賞など、1年を通して活躍した社員に対して年に1度だけ与えられるインセンティブです。金銭的なインセンティブのほかに、高級な時計などを副賞で貰える場合もあります。
インセンティブの発生しない営業
ルート営業のように、決められた場所を周るもの、ある一定の売り上げがほぼ確保されているものは、インセンティブが付かないこともあります。
まとめ
企業や業種によってインセンティブは全く異なるため、一概に言うのは難しいですが、多くとも大体が売り上げの10~20%、少ないと1%にも満たない事もあります。あくまでも大まかな目安として参考にしてください。