営業職の年収に迫る!平均年収は?年収が高い業種・低い業種とは?
2015/07/06

多種多様な業種で成り立つ社会で、それぞれの場で活躍する営業マン。営業マンとひとくくりに言っても、実はその年収には業種によって大きく開きがあります。では、一体年収の高い業種とは?なぜ業界ごとに年収の差がでるのでしょうか?
業界別営業の平均年収をグラフで見る
今回はマイナビが2013年に発表した、こちらの業界・世代別平均年収表に照らし合わせて解説していきます。
平均年収の違いには、業界全体の売り上げや勢いが少なからず影響しています。
もちろん一概に全てがそうとは言えませんし、企業毎に業態や給与形態が変わってくる場合もあります。とはいえ、平均年収を通してその業界が今どのような状態にあるかが見えてきます。
海外営業とメディカル営業の平均年収が高い理由
グラフを見る限り、年収の平均がダントツで高いのは海外営業、次いでメディカル営業となっています。
何故これらの営業が他の営業よりも年収が良いのでしょうか。
まずこの二つの共通は、高額の取引が安定かつ継続して行われているという点。もう一つは、ある特定の専門知識を豊富に持っている営業マンが多いということでしょう。仕事柄、相応の知識スキルが求められる営業は当然年収も上がります。
海外営業については、それに加えて円安により輸出企業の業績がよくなっている、というのも挙げられます。これからますますその勢いは加速し、今後更に多くの取引が予想されます。
広告業界の平均年収が低い理由
この中でワーストクラスに低い業界は、広告業界となっています。トップと比べても100万近くの開きがありますね。
広告業界は不況に弱い
今、広告業界はとても厳しい状況にさらされています。まず、不況によりどの企業も多額の費用を使って広告を打つことが難しい事にくわえ、その広告を出す媒体である雑誌などの売り上げ部数が落ち込んでいるという点があります。
給与体系・細かい業種によってもばらつきが
最初にお見せした表では、おおまかな業界ごとにまとめられているとはいえ、それを更に細かく見ると同じ業界内でも違うが見えてきます。
例えば金融業界といっても、銀行などの公共機関や、投資に関する金融商品を扱っている会社、資産の運用や融資に携わる会社など様々にあるといった具合です。
それぞれで営業の仕方、インセンティブなどを含めた給与に差も出てきます。なので、平均年収の低い業界の企業が、どこも他と比べて給料が低いということにはなりません。
まとめ
営業職の業界別平均年収、ご覧になっていかがでしたでしょうか。これは現段階の平均であり、今後時代の流れとともに年収も大きく変動するかもしれません。営業に就くならば先を見据えた企業研究をしっかり行い自分にあった業界を探してみて下さい。