いったいどれだけ稼げるの?歩合制の営業の種類と割合目安
2017/04/06

営業の仕事には、成果に応じて基本給に上乗せされる、歩合制を採用しているものが多くあります。営業マンのモチベーションにも繋がる制度ですが、その内容や貰える額は様々です。今回は、どんな営業に歩合制が多くて、どれくらいの割合が給与に上乗せされるのかなどをご紹介します。
歩合制が多い職業
歩合制であることが多い営業もあれば、そうでない営業もあります。得に歩合制が採用されることの多い職業をまとめました。
保険の営業はほとんどが歩合制
まず、有名なのは保険の営業。一件の契約毎に歩合が発生するので、自然とやる気も沸き起こります。歩合は、大体契約料の10~15%程度。ただ、客側は数ある保険の中から比較や吟味をし、プランなどをよく理解、納得した上で契約の運びとなるため、成果に結びつくまでに時間がかかることも多いです。
不動産の歩合制
不動産でも歩合制を採用する企業は多くあります。特に賃貸物件ではなく、売り物件の方です。取引額が高額なことが多く、高級マンションが売れれば、それだけで一ヶ月分の基本給を上回る歩合を貰える可能性もあります。高額であることや、買い手も慎重になる商品のため、なかなか売るのも難しそうですが、その分貰える額が多いので、やりがいがありそうです。
その他の歩合制度
一度の取引額が多いため、歩合を採用しているという点では、車のディーラーやソーラーパネルの営業などもあげられます。他にマンションやビルの管理者に契約をしてもらう電話回線の会社など、規模が大きいものもあります
。
人材派遣会社の歩合制の中には、自分の担当する人材が、派遣先で働いている限り、自動的に歩合が発生し続けるようなものもあるそうです。
完全歩合制の営業
営業の中には基本給が少なかったり、ほとんど出ない代わりに、売上げから貰える歩合のパーセンテージが高いものが存在します。
完全歩合制といって、自分の給料を自分の力で稼ぐような制度です。営業に必要な経費も自分持ちな場合もあり、成果が出せない人は非常に苦労します。しかしその分、バリバリ働き成果を出せる人は、大きな利益を得ることになるでしょう。歩合のパーセンテージも通常の倍以上に設定されている事もあるので、基本給が少ない事もそれでカバーできてしまいます。
歩合制が適用されにくい営業
MRのような基本給が、平均よりも大幅に高く設定されている営業や、ルート営業の様に同じ場所を回るような営業になってくると、歩合が無いケースが多いです。既存の固定客が付きやすかったり、以前から付き合いのあるところと重点に取引を続ける業態の企業は、歩合制を取らない傾向にあるようです。
まとめ
まとめると、その企業の歩合がどんな形かを理解することが大切です。歩合の多くは、出した成果プラス数パーセントという仕組みですが、一件毎に~円と決まっているものもあります。また、基本給が高ければ、歩合のパーセンテージが低く、基本給が低ければ、パーセンテージが高くなる傾向にあるようです。詳細はなどは、企業側の歩合の条件をしっかりと読んで把握しましょう。