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人事異動で左遷されたときの考え方と選択肢

      2017/11/16

             

人事異動で左遷される。。。そんな心配を持っている方もいるのではないでしょうか?「明日は我が身」という言葉があります。公務員であれ民間であれ、働いている限りは誰もが左遷の種の可能性を持っています。人事異動で左遷されたときに、どう考えれば良いかまとめてみました。





まずは心を落ち着かせる。

人事異動はほとんど全てのビジネスマンにとって、背中合わせといえるかもしれません。非常につらい宣告を受けた時は頭を強打したかのように真っ白になり、茫然自失になるでしょう。明らかに自分に非があることを自分自身がわかっている場合は特にです。わかっているからこそ、自分に対する情けなさや自責の念、後悔や拒絶反応など、あらゆる感情がわき起こり混乱します。宣告を受けた直後は最もショックが大きく、どんなに強い人間でも、何も手につかなくなってしまうのが普通ではないでしょうか。しかし、どれだけショックを受けても何も変わりはしません。まずは心を落ち着かせることに努めましょう。

明らかにおかしい左遷の場合は交渉してみる。

場合によっては、責任の所在の判断ミスなど、どうしても納得のいかないこともあります。間違いであれば、もちろん冷静に事実を報告すれば措置は撤回され、解決されることもあります。また、一度決定した判断は変わらないとしても、左遷された先での活躍次第ではもう一度戻してもらう交渉をすることも可能です。何も言わないよりは、しっかり自分の意見を伝えましょう。

選択肢を洗い出し、冷静に判断を行う。

自分自身の今後の身の振り方については、いくつかの選択肢があります。タイミング的には、年度末などの一般的な人事異動の際に通達を受けることが多く、皆がバタバタと落ち着かない時でもあります。組織に属していると、全てが全体意識を共有することで団体が成り立っていますが、そのなかの一人一人は駒にすぎません。これは例え管理職であってもいえることで、株式会社であれば役員や代表取締役であっても社長交代劇が起こり得るということです。左遷を言い渡される場合には、例えば大きな失敗をしたであるとか、多額の損失を会社に与えたなどの直接要因がないこともあるでしょう。労働基準法では不当な解雇ができないよう定められており、そのための策であることも考えられます。酷なようですが、ある程度は自分の今後の道筋を立てるためには、じっくりと掘り下げて考える時間も必要になってきます。人事異動で組織内がざわついている間に、とりあえずは少しでも早く、冷静さを取り戻す努力をしたいものです。社会人である以上は、通達に対しての自分自身の答えを、出さなくてはなりません。

辞令を受ける

基本的には、一度決定した人事を覆すことは難しいでしょう。前述した通り、自分の希望をしっかり伝え、中期的に希望の人事が行われるまで待つのが一般的な判断かもしれません。

退職し、転職を行う

左遷されるくらいなら見切りをつけ、断って退職するという選択肢もあります。希望の仕事ができなくなったため転職するということはもちろん悪いことではありません。しかし、左遷とは違いまた同じ職場に戻ることは現実的にほぼ不可能となります。しっかり検討してから決断することが大切です。

訴訟に打って出る

基本的な選択肢は、辞令を受けるか、退職するかの2通りですが、場合によっては訴訟に打って出る人もいます。どうしても納得がいかないような場合です。欧米では弁護士との距離がかなり近く、裁判が起こされる数は日本の比ではありません。しかしまだまだ保守的な日本社会では、少ないといえるでしょう。のっぴきならない事情で、泣く泣く人事異動を受け、地方へ転勤するお父さんが多数なのではないでしょうか。

まとめ

人事異動で左遷させられた場合、起死回生に賭けつつも、新しい土地になじもうとする意識は絶対に必要です。どんな土地にもよさはあり、付き合えば生涯の友になれるような素晴らしい人間もいます。休日には、地域の趣味のサークルなどに積極的に参加し、今までできなかった自分のための遊びの時間を作ることが大切です。そんな中から新しい生きがいが生まれ、交流が深まっていくことで家族のきずなも一層強くなり、友人という財産も手に入ることもあるのです。

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