感情に任せて怒っていない?効果的な部下の叱り方まとめ
2017/04/06

部下の叱り方、ちゃんとできていますか?社会人となり仕事の実務経験を積んでいくと同時に、増えていくのが部下の数です。部下ができる事により、指導や教育し部下を育成する、それまでとは違った仕事も課せられる事となります。部下でも、新卒採用された社会人一年目の人もいれば、他社で何年間か社会人としての経験を持ち転職してきた部下もいますから、年齢的には年下ばかりでなく年上となる場合もあります。ですから一概に接し方を同じにするのではなく、その人によって違う接し方、かかわりかたを上司としてする必要があります。
何故、叱り方に注意しなければならないのか?
部下の叱り方には注意しなければ、対応を間違えると意欲のある人材を確保したにもかかわらず、退職に追い込んでしまう場合もあります。採用するのには時間もお金もたくさんかかります。せっかく頑張って採用したにも関わらず叱り方のミス1つで退職されてしまうと、会社にとって大きな痛手になるのです。
男性、女性によって叱り方を使い分ける
それでは具体的に叱り方を見ていきます。まず、男性か女性によっても部下の叱り方は変えるべきであるとされています。本質的に違う生き物であるとされているからです。
男性の場合は誰もいないところで叱る
男性の場合、他の社員がみている前で叱ると、プライドを傷つけその場に出ること自体苦痛になってしまう可能性もあるため、誰もいない場所で叱る方が有効です。
また補足ですが、褒める場合には男性社員の多い職場では、他の社員達が集まっている場で誉めます。その事により他の誉められなかった男性は自分も上司に認めてもらえるように頑張ろうと努力する傾向にあるからです。
女性の場合は叱りながらも期待を伝える
逆に女性の場合、元来女優のような気質を持っているため、他の社員の前で叱られた方が、可哀想な自分がいかに這い上がりを見せるかというドラマの主役を演じながら、乗り切る事ができるのです。その際、最後にはこんなに言っているのは期待をしているがゆえであるという事もしっかりと伝えなければなりません。なんとなくニュアンスで伝えても女性の場合はあまり意味がなく、ダイレクトに言葉にする方が意味のある叱り方となります。
褒める際は、周りが女性社員で占めている場合、女性は誰が誰に贔屓されている、などという事に敏感であるため、誉められた女性は周りから疎まれ職場にいづらくなる、誉められなかった女性は嫉妬にかられるという悪循環を生み出す恐れがあるため、誰もいないところでさりげなく誉めるようにすると、自分の事をしっかりとみてくれているという事実を知り、更なる努力に励む事ができます。
性格よって叱り方を使い分ける
男性、女性によって使い分けるのは、あくまで性別による参考です。大切なのは、叱る相手の性格を理解することです。論理的に理解しないと気がすまないタイプの人間には、体系立てて論理的に説明しながら叱りましょう。また、逆に感情的なところでしか響かない部下に対しては、少しきつめに感情を表に出しながら叱ることが効果的です。
間違ってはいけないのが、叱ることはあくまで手段であるので、褒めることも時には必要なのです。
叱った後にはしっかりフォローを入れる
叱ったあとにはフォローをすることが効果的です。叱られたあとの部下は、もちろんいい気持ちではありません。更に、現在ではパワーハラスメントとして訴えられる可能性もでてきます。人間ですから理性よりも先に感情が立ってしまう事もあり、きつく言い過ぎてしまうことがあります。そうなってしまった場合には、そのまま放置するのではなく、後に必ずフォローを入れる事で社員のモチベーションをあげる事につながります。
まとめ
このように部下の叱り方はTPOやその人の延びしろを考えて行う事が大切であり、決して自分の感情に任せて叱るのはただ自分のストレスを立場上下の者にぶつけているだけの行為に過ぎず、何も生み出しません。一見理不尽にも思われがちですが、ゆとり世代が社会に進出してきたといわれる現代では、先述した事を着実に実行するだけで、部下の育ちに大きく差が出るという結果がでています。